INTERVIEW 05

INTERVIEW 社員インタビュー

公共工事プロジェクトを 成功に導く、 営業のキャリア。

小山 涼

KOYAMA RYO

大阪支社 営業部

PROFILE

2019年中途入社。新卒で不動産会社に入社し、4年間新築マンションの販売を担当。一通りの仕事を経験した後、新しいことに挑戦したいという思いから大三洋行に入社した。現在は営業として、公共工事の入札業務や積算、民間企業への提案などを手がける。趣味はバイクでのツーリング。

100年分の実績と信頼があるから、
自信をもって営業できる。

私は不動産営業から転職してきたのですが、大三洋行はいい意味で想像とまったく違う会社でした。前職では新築マンションを月5件成約するという厳しいノルマを課せられており、「いかに多くの戸数を売るか」ということばかり考えていたんです。しかし大三洋行で任されたのは、営業と事務がほどよくミックスされた業務で、個人ノルマもありませんでした。

当社は公共工事をメインで行っており、実績の多さに定評がある会社です。公共工事は営業活動ではなく入札(複数の建設会社の中から、さまざまな条件をもとに依頼先を選定するオークションのような制度のこと)で案件を獲得するため、営業の仕事はどこで入札があるかリサーチしたり、申請書類を作成したりすること。入札業務と並行して民間企業への営業も行いますが、すでにお付き合いのあるお客様がほとんどのため、向こうから相談をいただくことも多いです。つまり大三洋行は、100年かけて積み上げてきた実績と信頼により、無理せずとも案件依頼や相談をいただける会社なんですよね。前職では提案顧客を探すことの大変さを身に染みて感じていたため、衝撃的でした。

その一方、受注できたときの喜びは今の方が大きいです。前職ではとにかく売ることが最優先だったため、お客様のデメリットになるような情報は隠して提案することも少なくはありませんでした。今は、自信をもって営業活動ができるのが嬉しいですね。さらに受注した際には、支社の社員全員が「おめでとう」と祝福してくれます。なぜなら、自分の受注がきっかけで何十人・何百人という職人を巻き込む壮大なプロジェクトが動き出すからです。そう思うと、言葉にできないほどのやりがいを感じます。

自らの意志で、約1年間工事部へ出向。
視野が大きく広がった。

入社してから特に印象に残っているのは、転職して丸2年経った頃のことです。自ら手を挙げて、営業部から工事部へ研修に行かせてもらうことにしたんです。上司からも「工事・施工業務を1回経験しておいたほうが良い」と勧められていたため、自分が受注した案件で工事完了まで担当することにしました。その案件は、とある駐屯地の発電機施設を作る工事で、工期は約1年間。正直、その1年は毎日本当に大変でした。私は工事に関する知識が圧倒的に不足していて、実際に工事を手がける職人さんを困らせてばかりだったんです。よく叱られていて、気づけば「すみません」が口癖になっていました。

ただ、その苦労があったからこそ今の自分があると言えるほど、工事部での施工管理の経験はとても大きな財産になりました。それまでは自分の中でブラックボックス化していた工事の動きを理解したことで、施工が大変そうな箇所やトラブルが起こりそうな箇所などが推測できるようになったんです。これにより、営業担当としての工事の全体予算組みや人員計画の精度が高まりました。そして何より、工事部の方々がどれだけすごいのかを身に染みて感じることができました。その1年間で現場の大変さを実感したので、今はできるだけ現場に顔を出すようにしています。

将来の目標は、現場の視点に立って物事を考えられる営業になることです。私の尊敬している上司がまさにそういう方なので、その背中を追いかけたいです。ゆくゆくは、会社の中核と呼べる存在にまでステップアップできたらと思っています。