INTERVIEW 04

INTERVIEW 社員インタビュー

10年間働いても、感動の大きさは変わらない。

久保 和哉

KUBO KAZUYA

東京本店 工事部

PROFILE

2012年新卒入社。電気工学科の大学院を卒業し、以来10年以上、大三洋行に勤続している。これまでに手がけた電気工事の現場は、郵便局、UR賃貸住宅、都立高校や小中高一貫校、駅舎など様々。現場管理だけでなく、他設備の施工会社や顧客との折衝、予算管理・調整など幅広い業務を手がける。現在は主任として後輩育成にも奮闘中。

現場経験を何年重ねても、
明かりがつく瞬間はいつも感動する。

「官公庁の仕事が途切れない」という安定性に惹かれて、大三洋行に入社した私。それから10年以上、電気工事一筋でここまでやってきました。長く続けてこれたのは、安定性も理由の一つですが、やはり1番は「この仕事が面白いから」だと思います。

これまで手がけてきた現場は消防署、郵便局、URの賃貸住宅、都立の学校…など多種多様で、1つとして同じ現場はありません。手がける業務も段々と広がっていきました。1年目は「現場で一緒に作業する職人さんとの関わり方」、3年目は「ガスや空調など他設備の工事を行う会社との関わり方」、5年目以降は「お客様との折衝の仕方」…と、難しく感じるポイントも徐々に変化していくように。日々学べることがあり、この10年は本当にあっという間でした。

今担当しているのは、とある駅の電気設備の改良工事です。この現場のデザインは“露出”といって、天井板が設置されず、配管やケーブルを乗せるラックがむき出しのままになる作りなんです。そのため、いかに美しく配管や配線を並べられるかが重要。今は、そんな点を考慮しながら、施工図を描いているところです。職人の技術力が試される難しい仕事ですが、その分大きなやりがいも感じていますよ。

この仕事で最も嬉しいのは、すべての電気工事を終えた後、確認のために一斉に照明をつける瞬間です。ひたすら準備を進めてきた1〜2年の頑張りが、その一瞬ですべて報われるような気持ちになるんです。同時に「無事に明かりがついてよかった」という安堵感にも包まれます。どれだけ経験年数を重ねても、この瞬間の感動は変わらないですね。

上司も私も、若い頃は失敗だらけ。
だから今があるんです。

今は楽しく働いている私ですが、もちろん失敗して落ち込んだこともあります。特に入社2年目の頃に任された現場のことは、今でも忘れられません。その現場は工場だったのですが、一緒に作業を進める職人さんとの連携がうまく取れておらず、その工場にある機器を一時止めてしまうというトラブルを起こしてしまいました。上司や先輩社員がしっかりとフォローに入ってくれたため工事は無事に完了しましたが、自分の知識不足と現場をまとめる難しさを痛感しました。

しかし今振り返えれば、あの時のトラブルが今の自分を作ってくれたとも思うんです。「職人さんとコミュニケーションを取ることがいかに大切か」という学びが得られましたし、少し予定外のことが起こっても動じないほど、メンタルも鍛えられました。他の先輩や上司にも話を聞けば、皆そうやって若い時に失敗をして、それを糧に成長しているんですよね。

それに大三洋行は、失敗してしまった社員も決して見捨てず支えてくれる会社です。特に東京本店は複数の社員が同じ現場に入ることも多いため、“皆で1つの現場を作り上げる”という雰囲気があるなと感じます。だから今後入社する方も安心して飛び込んできてほしいです。一筋縄ではいかない仕事が多いですが、その難しさを楽しみながら、そして助け合いながら一緒に働いていけたらと思います。